2011年からスタートしたWACKOMARIAによるヴィジュアルブック。
第1弾は2011年9月に発売された『TEH AMERICANS』
35mmフィルムのモノクロ写真を軸に、全80ページに及ぶフォトストーリーが収められ、
ロサンゼルスを舞台に、全米の各都市から集まった7人の男たちがハングアウトするというコンセプトをもとに、
フォトグラファーに水谷太郎氏、スタイリングに野口強氏、ヘアアーティストにTAKU氏、
アート ディレクターに村田錬氏という豪華なスタッフ陣を取り揃えた入魂の1冊。
2013年にはN.Yを拠点とする写真家”ティム・バーバー”とコラボレーションした写真集
『OVER,UNDER,AROUND&THROUGH』を発行。
撮影はニューヨークや郊外で行われ、被写体にはティムと親交のある、
新進気鋭アーティストのAndrew KuoやAsger Carlsen、Spencer Sweeneyや、
ニューヨーク・ダウンタウンのクリエィティブの顔と称されている
Aaron Bondaroff(アーロン・ボンダロフ)など多数のアーティストが参加し、
彼らの素顔やライフスタイルをTim Barberが切りとった、ニューヨークの今を感じられる写真集に仕上がった作品。
そして2014年第3弾となる写真集がこちら。
『WACKOMARIA x LARRY CLARK』
第3弾目となる今回の写真集は、世界的に活躍するラリー・クラークが撮影。
代表作『KIDS』は、公開当時、あまりにも生々しい性描写の数々と、ドラッグシーンなど、
劇中に描かれるNYのストリートキッズのリアルな描写や等身大の思想に皆が夢中になり、
90年代インディペンデントFILMに一大ムーブメントを巻き起こしたのはあまりにも有名。
今回ラリークラークがWACKOMARIAのために撮った写真は、
悲しみ、苦しみ、怒り、恐怖、そして喜び。。。全ての感情が心に響いて来る写真でした。
これはもうただのファッションの写真集とかではなく、
ラリークラークにしか出来ない、まさに「生」のリアリティーを表現した
ノンフィクション映画のような一冊だと思います。
180Pにも及ぶ今回の写真集はWACKO MARIAのファンの方だけではなく、
ユースカルチャーを愛する全ての人に観ていただきたいです。
「WACKO MARIA LARRY CLARK」 ¥5.250(税込み)
2月10日(金)発売
今回の撮影にキャスティングされたモデルの多くは、
2006年に発表された映画『ワサップ・ロッカーズ』に出演したキッズたち。
彼らの地元であり、映画の舞台にもなったロサンゼルスのサウスセントラルにある
“ゲトー”と呼ばれる場所で撮影されています。
写真集には、撮り下ろしの作品に加え、コラージュやペインティング、
『キッズ』や『ケンパーク』のオフショットなどのアーカイブ、
さらに2014年リリース予定の最新作『ザ・スメル・オブ・アス』のスチールも収録。
今年70歳を迎えながらも、意欲的に現在のティーンネイジャーのリアルな姿を描き出す
ラリー・クラークの集大成とも言える一冊です。
PLOT店頭にて販売いたします。
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